犬連れキャンプのデビューを考えている方、デビューしたばかりの方は「どのように寝ているキャンパーが多いか?」という疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に、暑さ・寒さは得意でない愛犬も多く、快適な寝床づくりが大切です。
我が家も、犬連れキャンプを始めた頃は戸惑うことばかりで多くの失敗をしてきました。
この記事では、次のことについてお伝えします。
1. 愛犬とどのように寝るか
2. 暑さ対策
3. 寒さ対策
愛犬とどのように寝るか ー 寝床づくり

まず、キャンプでどのような寝方があるかメリット・デメリットを交えながらご紹介します。
車内
1つ目は車の中で寝る方法です。
愛犬だけ車の中で寝る、飼い主も一緒に寝るどちらの寝方もできます。
キャンプは普段よりも大きな音、話し声、光など愛犬にとって刺激が多い場所です。
外より車のなかの方が刺激をシャットダウンでき、落ち着く環境を作りやすいでしょう。
キャンプ前に寝床を試しに作ってみるなど、シュミレーションもしやすいので初めてのキャンプという方にはおすすめです。
しかし、車のなかで寝るための荷降ろしや寝床作りが面倒に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
また、キャンプ場によってはテントサイトに車が乗り入れできない、キャンプ場内の駐車場での車中泊が禁止されているなどキャンプ場探しのときに制約がかかることもあります。
・外よりも静か
・脱走の心配がない
・キャンプ場の制約がある(車の横付けができるか、駐車場での車中泊が許可されているか)
・車の大きさによっては寝ることができない
クレートやサークル
クレートやサークルで寝るのは、キャンプの寝方としてメジャーな方法です。
クレートやサークルは愛犬だけの場所。
普段から使い慣れているクレートやサークルがあれば、安心して休むことができます。
クレートやサークルを使っていない場合や、家と違うものを使う場合はキャンプ前に練習しておくとよいです。
クレートやサークルの場所と自分たちの寝床の距離が離れていると、愛犬の様子が確認しにくいので設置場所には気をつけましょう。
購入のコストはかかりますが、どんなキャンプ場でも使える、安心安全な方法といえます。
・愛犬にとって安心できる環境
・家で練習ができる
・脱走の心配が少ない
・クレートやサークルの購入が必要
テントで添い寝
寝袋で一緒に寝るのも、おすすめです。
家でも添い寝している場合は、人間も愛犬も一緒のほうが落ち着くでしょう。
愛犬の体調の変化に気づきやすい点もメリットです。
注意点は、トイレとテント等の破壊。
初めての環境の場合は、粗相をしてしまったり、好奇心から噛みグセが出てしまうことがあります。
粗相は人間が処理すればよいのですが(とはいえ、テント内のクリーニングは大変ですよね)、テントを脱走してしまったら元も子もありません。
・愛犬にとって安心できる環境
・愛犬の様子が確認しやすい
・テント内で粗相に注意
・脱走の可能性
・ギアやテントの破壊
我が家のおすすめ
我が家のおすすめは、クレートやサークルの利用です!
今でこそ寒い時期はテント内で添い寝していますが、
初めてテントで寝たときは、トイレは大丈夫か、寝袋やテントを噛まないかヒヤヒヤしました。
人間も愛犬も慣れないうちは、心配が少ないクレートやサークルで寝るのがおすすめです。
車は添い寝できる広さはなく、愛犬と完全に別々で寝るのが心配だったので試したことはありません。
クレートやサークルのおすすめはこちらから↓
暑さ・寒さ対策

万能アイテム
銀マット(おすすめ度:★★★)
人間のキャンプグッズとしても、よくおすすめされますよね。
地面からの熱・冷気は愛犬にとっても大敵です。
クレートやサークルの下に敷くことで、暑さ・寒さを軽減します。
また、クレートやサークルの汚れ対策にもなるので一石二鳥です。
我が家では移動時と同じクレートをキャンプでも使っており、クレートを車の座席に直に乗せます。
マットを敷くことで、クレート本体の土汚れを防ぐことができるのでおすすめです。
寒さが気になる時期は、クレートやサークルの中に直接敷いてあげるのもよいでしょう。
BUNDOK フォールディング マットEX
地面からの熱を遮るためには、ペラペラなシートより厚みのあるマットタイプがおすすめです。
こちらの商品は、様々なアウトドアグッズを販売しているBUNDOK(バンドック)の銀マットです。
アウトドアブランドだからこそ、機能性、耐久性ともに安心。
また、価格も安いためキャンプデビューには「ちょうどいい」グッズと言えるでしょう!
ナルゲンボトル(おすすめ度:★★★)
ナルゲンボトルは-20℃〜100℃まで幅広い温度に対応しているプラスチック製のボトルです。
夏は水を入れて凍らせることで保冷剤として、
冬は熱湯を入れることで湯たんぽとして使えます。
お手軽な価格でオールシーズン使えるのが魅力的です。
夏用・冬用グッズをそれぞれ揃えるとコストがかかってしまします。
長い期間キャンプを楽しみたい方、何を買ったらよいかお悩みの方は、まずナルゲンボトルを導入してみてはいかがでしょうか。
ナルゲンボトル自体には保冷・保温効果がないため、タオル巻くなど持続性の工夫が必要です。
また、低温やけどにも注意しましょう。
ナルゲンボトル 1L
おすすめポイントは上に書いた通り、耐熱・耐冷性と丈夫さです。
500mlでは、ぬるくなってしまうのが早いのでキャンプで利用するには1L以上がおすすめ。
暑さ対策

キャンプで使う場合は、「冷感」ではなく物理的に冷たい・冷えているものを選ぶのがコツです。
我が家も冷感マットを持っていったことがあるのですが、
気温が高い屋外では冷たさを感じられず、意味がありませんでした。
冷感マットは基本的に屋内での使用を想定しているものがほとんどです。
身体を冷やすのであれば、冷たい氷や水などそもそもの温度が低いものを利用するのがよいです。
水まくら(おすすめ度:★★☆)
安全に涼を取ることができるアイテムです。
我が家の愛犬は見慣れないものは何でも噛んで確かめる子なので、一般的な保冷剤は候補に上がりませんでした。
厚いゴムやシリコンでできているので強度も申し分なし。
万が一破られても中身は氷なので心配ありません。
タオルで巻けば、愛犬の体も濡れませんし、冷たすぎず快適に使えます。
一般的な保冷剤は愛犬にとって有毒な素材(エチレングリコール)が含まれている場合があります。
そのため、一般的な保冷剤よりも安心して使えるものをおすすめします。
アズワン ナビス 水枕大人用
ザ・昔ながらの見た目ですが、安さで選ぶならこちら!
水漏れもなかったとのレビューもあり、安心して使えます。
使用時はタオルを巻くので、価格重視で我が家はこちらを購入しました。
romo corporation シリコン製水枕
カラーコディネートを重視する方は、シンプルなブラック・ホワイトの水枕もおすすめです。
シリコン製なのでゴムと比べると若干薄いようですが、使用感は問題ないようです!
また、ゴム特有の臭いがないとのことで、どんな愛犬でも気に入ってくれるはず。
アイスノン(犬用)(おすすめ度:★☆☆)
噛み癖がなく、おとなしい子には犬用のアイスノンも有力候補です。
先ほど書いたように、
人間用のアイスノンは愛犬にとって有毒な素材(エチレングリコール)が含まれているものもあります。
アイスノンの成分を調べて、安全性を確かめるのは少々面倒です。
そのため、「犬用」として販売しているものを購入するのがおすすめです。
EARTH 愛犬用アイスノンレギュラー
専用カバーまでついて1000円以下はお手頃ですよね。
持続時間は3~5時間。
持続時間は外気温によって変化するため、真夏は地面からの熱対策をしたうえで使用するとよいでしょう。
寒さ対策

寝袋、ブランケット(おすすめ度:★★★)
自分の体温で温まることができる寝袋は愛犬にもおすすめです。
犬用の寝袋を調べると、次の2種類に大きく分かれます。
① 筒状(人間が使用する寝袋と同じ形)
② かまくら型(立体的なもの)
キャンプでは冷気が入りにくい ①筒状(人間が使用する寝袋と同じ形)を選びましょう。
ECサイトで販売している犬用の寝袋は、
アウトドアで利用している方のレビュー数が少ない傾向にあります。
そのため、機能性を重視する方は人間用のブランケットを代用するのはいかがでしょうか。
価格差は1000円〜2000円程度です。
多少値は張りますが、アウトドア商品として販売されている商品のほうが失敗は少ないと言えるでしょう。
EASY CATCH ペット寝袋
人間用の寝袋と同じように入口が締められる紐つき。
冷気を防ぐことができ、保温性に優れています。
また、ペット用に作られていることから、耐久性や丸洗いできる衛生面も安心ですね。
KingCamp ブランケット
お手頃価格で、さまざなキャンプ用品を販売しているKingCamp。
人が頭から被ってショールとして使ったり、ボタンを止めて寝袋として使ったり
ブランケットとはありますが、様々な用途で使える商品です。
犬用ではありませんが、防水性があり、丸洗いできる点が魅力的です。
愛犬の性格によっては、寝袋の中に入るのを嫌がる子もいるはず。
こちらは適度な厚みがあるので、ブランケットのように下に敷いてあげるだけでも寒さが軽減できるでしょう。
Nord Coast シュラフ
寝床スペースに余裕があれば人間用の寝袋を代用するのも一つの手です。
こちらの寝袋は、人が使う冬用の寝袋として販売されています。
冬用の寝袋の中でもかなりコスパが良い最大のメリット。
同価格帯の中で、快適温度(人間が快適に寝ることのできる環境の温度)が低いため、
秋冬キャンプでも安心して使えます。
※耐寒温度は人間が利用した場合の温度です。
湯たんぽ(おすすめ度:★★☆)
湯たんぽも暖を取るのにおすすめです。
ブランケット・寝袋の使用は大前提として、
「今日は冷えるな」というときのプラスワンアイテムとして使っています。
万が一噛んでしまっても、穴が空く危険性のないハードタイプがよいでしょう。
湯たんぽは大きく次の2つの種類があります。
① 樹脂製
軽く安価だが、トタン製に比べて保温性が低い。
② トタン製(金属)
直火で温めることができる。熱伝導率がいい代わりにやけどに注意が必要。
簡単に入手でき、やけどの心配がない②樹脂製が愛犬とのキャンプに向いています。
タンゲ化学工業 呼吸する湯たんぽ
自立する湯たんぽは立てて使うことで愛犬と密着しすぎず、適度に温まることができます。
1.8Lサイズは500mlペットボトルと同じくらいの高さ。
クレートにも入れやすいサイズ感です。
お湯が冷めても変形しない点も、よいですね。
まとめ
今回は、犬連れキャンプでの寝床づくりについてご説明しました。
また、数ある愛犬キャンプの中から、初めての方でも安心して使える商品に絞って紹介いたしました。
オールシーズン活躍する「銀マット」や「ナルゲンボトル」から揃え、
季節によってアイテムを追加していくのがおすすめです。
快適な寝床づくりをして、愛犬といっぱいキャンプを楽しみましょう!
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