犬連れキャンプの情報収集をしていると、サークルやケージ、クレートといったグッズの購入を検討する方が多いと思います。
この記事では、次のようなお悩みを持っている方に対して、
キャンプでサークルやケージ、クレートを使うメリット・デメリットや選び方をご紹介いたします。
・できれば、家で使っている道具で代用したい
・そもそもサークルやケージがないとキャンプができないのか?
・どのような基準で選んだら良いか分からない
犬連れキャンプデビューを考えている方、
ワンちゃんにとってより安心で快適なキャンプを目指したい方の参考になれば嬉しいです。
我が家のキャンプ事情
・大人2人、小型犬1匹
・キャンプ歴3年、犬連れキャンプ歴1年
・生後約7ヶ月でキャンプデビュー
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サークルやケージ、クレートってなに?

サークルやケージ、クレートという言葉に聞き馴染みがない方もいらっしゃるかもしれません。
ざっくり説明すると、愛犬用のお部屋です。
サークルやケージ、クレートはそれぞれ次のような違いがあります。
サークルやケージ:側面のみ、または側面+床や天井が囲まれたハウス。
クレート:側面、床、天井が囲まれた箱型のハウス。持ち運びに使われることも多い。
ただ、商品が多様化しているため明確な定義が難しくなっています。
インターネットで販売されている商品でも「ケージ クレート」のように併記されていることもあります。
そのため、どのような商品を指しているかは、実際の写真で確認したほうが良いでしょう。
サークルやケージ、クレートはどんなときに使う?

サークルやケージ、クレートは主に、次の3つのシーンで利用することが多いです。
・寝る
・休む(興奮しすぎなど)
・安全を確保する(設営/撤収時、焚き火など)
どのような時に使うのかをイメージをすることで、本当に必要か考えてみましょう。
寝る
これからデビューする方は「どこで寝てもらうか」を考えてみましょう。
代表的なのは、「車」「テント」です。
サークルやケージ、クレートを使わないで愛犬が寝る場合は、次の方法があります。
・車内でフリーにする
・テントでリードでつなぐ(テント内は自由に動ける状態)
テントは知らない間に愛犬がファスナーを開けたり、テントを破って脱走する危険があるのでフリーにするのはNGです。
トイレの粗相やテントの損傷が気になる方はサークルやケージ、クレートを使うのが安心ですね。
休む
愛犬がキャンプに慣れないうちは、いつもと違う環境に興奮しすぎてしまうことが考えられます。
好奇心が旺盛な子や警戒心が強い子は、特に注意が必要です。
休ませてあげる環境を作るのにもサークルやケージ、クレートが役に立ちます。
テントの前を人や車が行き交うため、目隠しをすると落ち着いて休んでくれますよ。
安全を確保する
次のような場面では、愛犬と適切な距離を保つ必要があります。
・テントの設営/撤収
・焚き火
・料理中
リードを繋ぐのもひとつの手です。
ただし、リードを繋ぐ道具(ドッグアンカー)に慣れていない最初のうちは
四方が囲われていて、設置も簡単な
サークルやケージ、クレートにいてもらうほうが安心かもしれません。
サークル、ケージ、クレートの選び方

ここでは、サークル、ケージ、クレートの選び方のコツをご紹介します。
簡単にまとめると次の通りです。それぞれ、詳しくご説明します。
・広さ →用途と時間に合わせて考えよう
・床/屋根の有無 →あったほうが安心
・柵/メッシュの粗さ →虫対策のためには細かいほうがGOOD
・荷物(車載)スペース →移動中のクッズも考慮して決めよう
広さ(大きさ)
身体の大きさにプラスして、次の観点から広さを考えましょう。
・用途
→寝るときだけ?遊ぶ?くつろぐことはある?
・時間
→トイレや水飲みが必要な時間までいてもらう?
寝るだけであれば、狭い場所のほうが落ち着く子もいるでしょう。
歩きまわる、ある程度自由に動ける状態にする場合は、
小型犬でも大型犬用のグッズを使ったほうがいいかもしれません。
また、長い時間過ごしてもらう場合はトイレや水飲みトレーが無理なく置けるものがよいですね。
子犬はトイレを我慢できる時間が短いため、
愛犬の月齢も広さを考えるときのヒントになります。
床・屋根のアリ、ナシ
屋根と床は、おもに次の役割があります。
・脱走対策
・害虫から愛犬を守る(毛虫や蚊など)
・脱走対策
→サークル、ケージ、クレート内でリードを外す可能性があれば、床・屋根つき
・虫対策
→毛虫など害虫対策として床はあったほうが安心(特に寝る場合)
屋根の必要性
リードを外す可能性がない場合は
屋根の有無はどちらでも構わないと思います。
リードを外そうと考えている方は
愛犬が飛び越えてしまう恐れがあるため、屋根付きを選びましょう。
我が家が使っているものは屋根付き(ファスナーで開閉が可能)ですが、
屋根がないと絶対に困る!という場面はありません。
強いて言うなら、興奮して休ませたいときに屋根があることで外からの刺激をシャットダウンしやすいかなと思います。
床の必要性
床は、ついているものがオススメです。
寝たり、休んだりしている間、地面を這う虫から身を守ることができます。
知らない間に毛虫やムカデに刺されてしまうと心配ですよね。
また、床付きのほうが地面からの冷気や熱対策もしやすいです。
地面と床の間に銀マットを引いたりできるので、愛犬にマットを破られる心配もありません。
ただ、広々走らせるためにサークルの購入を検討している方は
床付きを選ぶのは難しいかもしれません。
柵やメッシュの粗さ
すり抜けられない大きさというのが、大前提です。
その他、商品によってはメッシュが細かく、虫対策(蚊よけ)ができるものもあります。
メッシュが細かいサークル、ケージ、クレートは折りたたみができる、布製の商品が多いです。
破壊力が弱い子であれば、虫対策もできるようなメッシュ構造の商品が安心できるでしょう。
荷物(車載)のスペース
キャンプで使うサークル、ケージ、クレートを移動中の車内で使う予定はありますか?
移動時に使うグッズによっても商品の選び方が変わります。
・移動時は膝の上、キャンプ中は専用のグッズを使う
・移動用とキャンプ用を分ける
・移動用とキャンプ用を兼用する
我が家では、ハードクレート(折りたたみ不可、車1人座席のサイズ)で移動し、
ハードクレート2個分の折りたたみサークルをキャンプで利用しています。
キャンプで大きめのサークル、ケージ、クレートを使いたい方は、
折りたたみができるコンパクトなものが良いでしょう。
おすすめのサークル、ケージ、クレート
オススメNo.1!ゆったり寝る、休むにちょうどいい商品
・お家のケージのように、一時的に休める場所を作りたい
・人の居住スペースを専有されすぎず、ちょうどいい大きさのグッズがほしい
こんな方にオススメなのが、愛犬より1〜2回り大きいサイズの折りたたみケージ・クレートです。
我が家もこのタイプを使っています。
推奨のサイズ(小型犬など)より大きめサイズを選ぶことで
トイレと寝るスペースを確保できます。
長方形でテント内のレイアウトがしやすく、デッドスペースを最小限にできる点も
お気に入りポイントのひとつです。
フレームが入っているため折りたたみ時の厚さは10センチほど。
ペラペラ!とまではなりませんが、持ち運びとしても許容範囲内です。
また、風のある屋外に放置しても簡単に飛ばされることもありません。
遊ぶ+寝るどちらもできるオススメ商品
遊ぶことができる広さを求めるなら
床付きのサークル(円形)タイプがオススメです。
コスパを求めるならこちら
まずは安く済ませたい、でも失敗はしたくないという方にオススメの商品。
床・屋根つき(屋根は取り外し可能)、外側に小物入れと機能性も十分です。
折りたたむと5センチほどの厚さになるため、持ち運びのスペースの心配も少ないのが良いですね。
Mサイズの適合犬種はトイプードル・ミニチュアダックスと記載がありました。
小さめの子であれば、トイレ+寝る/遊ぶといったスペースが十分確保できそうです。
ゆったりサイズをお探しであればLサイズが良いでしょう。
サイズによる価格差もそれほどなく、どちらのサイズを選んでもコスパ◎です。
少し気になる点は、床面がマジックテープでとめられていること。
地面や床を掘ることが好きな子は、脱走に気をつけるか、床が丈夫な他の商品を検討しましょう。
同商品のLサイズはこちら↓
デザイン重視!テントコーディネートを考えるならこちら
サイト内のコーディネートも大事にしたい方は、色やデザインも気になりますよね。
「サークル」で探すと落ち着いたデザインが少ないのです。
(犬の足跡が入っていたり、赤や水色など目立つ色が多い印象があります)
色やデザインは好みがあるので、ひとつに絞ることができませんでした・・・
我が家が実際に検討していたものはこちらの2商品です。
すべての商品が、屋根・床つき、折りたたみ可で小型犬には十分な広さです。
珍しいグレー!
ベージュなど、ナチュラルカラーのテントに合わせやすいサークルです。
床はファスナー固定なので、掘ってめくれる心配もありません。
ブラック系はどんなサイトでも合わせやすいので、良いですね!
破れ防止の生地とネットが採用されているとのことで、強度にも期待ができます。
また、内側に水飲みコップが固定できるベルトがあり夜や夏場も安心です。
遊ぶに特化したオススメ商品
遊ぶ広さを重視するのであれば、組み立てが簡単なフェンスも候補のひとつです。
先にご紹介した折りたたみサークル、ケージ、クレートにはない高さ・広さが実現できます。
地面に固定できる(刺す)棒が付属しており、簡単に倒れないのが良いですね。
まとめ
まず、サークル、ケージ、クレートの役割として次の3つをご紹介しました。
・寝る
・休む(興奮しすぎなど)
・安全を確保する(設営/撤収時、焚き火など)
購入を迷われている方は、愛犬も人も安心してキャンプを楽しむために、サークル、ケージ、クレートを準備することをオススメします。
また、選び方のポイントをご説明いたしました。
キャンプスタイルは人それぞれ。選び方のポイントを参考にしながらご自身にあったアイテムを探してみてください。
・広さ →用途と時間に合わせて考えよう
・床/屋根の有無 →あったほうが安心
・柵/メッシュの粗さ →虫対策のためには細かいほうがGOOD
・荷物(車載)スペース →移動中のクッズも考慮して決めよう
最後には、おすすめ商品をご紹介しました。
ご紹介した商品は我が家が実際に購入を検討したものばかりです。
あなたにぴったりの商品が見つかると嬉しいです。
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