スタートアップとはアメリカで使われ始めた言葉で、その後日本でも広く知られるようになりました。一般的には起業や新規事業の立ち上げを意味する言葉ですが、特に革新的なアイデアで短期的に成長する企業を指します。
ビズリーチ:ベンチャーとスタートアップの違いを徹底解説!
成長が見込まれるスタートアップ企業。魅力的な部分もたくさんあるのですが、転職を考える際には事業の成長見込みや今後の方針など、しっかりと確認しておく必要があります。
本記事ではスタートアップ企業へセールス職として転職したあとに爆速で成果を出すために必要なことを、実体験を元に伝えていきます。こんな方は見てみてください。
スタートアップへの転職で年収250万円UPした私の経歴
まずは私のこれまでの遍歴を紹介させてください。
ざっくりではありますが、見ていただくときっとスタートアップへの転職が魅力的であると思っていただけると思います
これまでの遍歴
自己紹介
2013年卒の世代(ずっとセールス職)
■1社目
某通信系営業会社で携帯電話や固定回線のToB & ToC営業(1日300架電が当たり前の感覚となります)
■2社目
某大手人材会社で法人営業
休日に「宿題」を課せられ、ほぼ休日返上で働いていました
■3社目
某スタートアップ企業
1年でトップセールス(部内)となり、現在はマネジメント職位
※画像はAIで作ったよ
過去にはこんな記事も書いています
年収の上がり幅
セールス一筋の経歴の中で、そこそこの成果は残してきましたが、スタートアップ企業入社後の年収上がり幅が、最も大きくなっています。つまり、成果を爆速で出すことが報酬につながりやすいことはスタートアップ企業に入社する1つのメリットです。
年次 | 業務内容 | 具体的な成果 | 年収(入社▶退職(現在)) | 1年あたりの上がり幅 |
---|---|---|---|---|
4年間(22歳〜26歳) | 通信回線系の会社で新規法人 / 個人営業 | ・3ヶ月連続で全社Top3の成績 ・常時10名ほどのマネジメント | 300万円▶240万円 | -15万円 |
5年間(26歳〜31歳 | プライム上場の会社で新規法人営業 | ・新規事業の立ち上げ ・売上目標300%達成 | 400万円▶520万円 | 24万円 |
1年間(31歳〜現在 | スタートアップ企業で既存顧客営業 | ・新設部署内でのトップセールス | 620万円▶750万円 | 130万円 |
上場企業に努めいたときも成果を出し続けていたんですが、昇給(年1回)が月5000円とかでした。。。事実としてスタートアップ企業の上がり幅と上がる早さは魅力的です!
スタートアップに入社してから成し遂げたこと
最速受注
1ヶ月と14日で受注をすることができ、セールス同期のなかではダントツで早かったです。(入社〜1ヶ月の期間はオンボーディング期間(研修や商談同席など)のため、自分の案件をもつのは2ヶ月目からでした)
入社後半年後チーム内2位の営業成績
上半期・下半期の時間軸での予算が設定されており、私が入社してから3ヶ月目に下半期スタートの時期でした。下半期の成果がチームの中で2位に。
翌半期はトップーセルスに
下半期の悔しさをバネに、新しい上半期の成果を出すことができました。個人予算に対して130%達成となり、達成率 & 売上額ともにチーム1位になることができました。
絶対トップになってやるって思いながら6ヶ月全力でやっていたんですよね〜
頑張ってよかったです
現在はマネジメント職位(入社から1年)
現在はマネジメント職位となり、チーム全体の数字を担っています。
成果を爆速で出す3要素
転職後に速いスピードで成果を出し、職位を上げ、年収アップにつなげてきた私の成功体験をお伝えします。タイトルにもある通り、全て「誰でも実践」ができます。それでは、御覧ください。
社内情報を積極的に取りにいく
製品情報は誰よりも早くインプット
スタートアップの自社製品、特にSaaSの場合は機能が細かく、全てを把握するまでに少し時間がかかることが多いです。だからこそ、社内の参考コンテンツ(資料やドキュメント、コミュニケーションツールの過去投稿など)を自分で探しに行き、インプットを爆速で行う必要があるのです。
かつ、機能アップデートもかなり頻繁にあるため、その都度インプットをし脳内が最新情報になるように、他の誰よりも最速で行うことができれば、成果にも直結するでしょう。
これはマジで差が出るポイント!
ここを怠る(継続できない)人は全く成果出ていなかったです!
社内で利用しているツールの使い方を理解する
これは主にSFA(Salesforce等)のツールを指しています。入力方法や記載ルールなどは各社異なりますが、どの粒度で数字が見れるのか?どのような項目が設置されているのか?を把握することによって、以後自身の振り返りをする際に定量的に実施することができます。
まずは、どんな項目あるんだろう〜くらいのスタンスでOKなので、全体を見てみてください。
ノウハウやナレッジをあさりまくる
売れているセールスは必ずノウハウ発信をしています。なぜなら、周りから必ず求められるから。過去のノウハウやナレッジをあさりまくりましょう。概ね、共有フォルダに格納されていることが多いかと思います。
オススメは、【売れているセールスがお客様とどのようなやり取りをしているのか?】を見ておきましょう。送付している資料やメールの文面などは、チェックしておいて損はないです。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」 ― オットー・フォン・ビスマルク
スタートアップとはいえ、これまで蓄積されたノウハウ(歴史)があるはず!
それをどこまで自分のものとできるか?大事ですね!
顧客の導入/活用事例を読み込む
自社製品が「購入される理由」を知るためには事例インプットが近道です。そのお客様は「どのような課題があって?それを解決するために何の機能を評価されて?導入後はどのように変わったのか?」が事例には確実に記載されています。
どんな人の、どんな課題を、どのように解決するのか?をスラスラ言えるだけでも、成果に差が出ますので実施しましょう。
とにかく「早さ」&「速さ」!粗削りでもアウトプットする
オンボーディング期間は1日でも早く抜け出す!
おそらく会社ごとにオンボーディング研修があり、必要項目が整理されていると思います。1日でも早く完了させ、現場(商談)に出ましょう。
お客様の実際の声を聞いたほうが、座学より何倍も良いのは間違いないので、座学時間が長引くことは若干危機感を持ったほうが良いと思います。
5分考えて分からないときは最速で相談する!
転職あるあるで「1人で解決すべき」的な幻想がある方もいますが、5分調べて分からないことは5時間調べても分からないので、すぐに相談しちゃいましょう。
早く相談するというよりかは、早く疑問解消ができインプットにつながる、と考えたほうが良いでしょう。そのためには、上手に他者を活用してください。
相談が上手な人は成果出してますね。
顧客からの連絡は最速で返す!依頼事項は1日でも早く対応する!
これは言わずもがなですね。
お客様対応は1日1時間1分1秒でも早いに越したことはないです。お客様に「言われる前」に準備をしておくこと。準備をしておくことで、クイック・レスポンスが実現できます。
小さくても良いので毎日自己研鑽を継続する
セールススキルのインプット
本を読む/セミナーに参加する、もちろんできれば理想だと思いますが、大事なのは【毎日継続できるかどうか】ということです。
そのため、小さくても良いので長く続けていくことが大事なので、私は以下のようなことをしています。
インプットと聞くとハードルが上がり行動できない方も多いですが、些細なことからたくさんインプットすることができます。
自社製品のインプット
製品の特徴や概要だけではなく、細かい仕様 / 活用方法 / アップデート情報 / 今後の開発予定など、1製品に対して幅広くインプットし続けることが大事です
企業としてのフロントである、セールスが曖昧な情報を伝えてしまうと発注にも繋がりませんし、ひいては信頼失墜まで発展してしまう可能性もあるので、自社製品は誰よりも詳しくなる勢いが大事です。
週次で振り返りを必ず実施
まずは以下の2つを毎週やるだけでも改善されていくと思います。
これが嫌ならスタートアップは避けなさい
勤務時間が長くなりがち
やることが多い
自分の商談対応や案件進捗だけではなく、部署横断でのプロジェクトMTG、定例MTG用議事録記入、成功事例の共有、製品改善要望の投稿など、セールス以外のことも多いのです。
ただし、これは「みんなでもっと良くしたい!」と思っている集団の集まり故、強制ではないものも含まれますが、大抵の場合は必要になります。
そのため、自分のことだけでなく、視座を1つ2つ上げで、周りのためになることを考えることが嫌な人はスタートアップは向いていないと言えます。
飛び交う情報量が多い
上記にも記載した通り、セールス以外の方々とのやり取りも多く発せします。基本的にはチャットツールを利用するため、未読投稿がどんどん溜まっていきます。
そのため、多くの情報をキャッチアップ + 把握することの難しさがあり、この苦手意識がある人はなれるまで頭を悩ませるでしょう。
良い意味で未完成な部分が多く変化が激しい
決まっていないものが多く、整備段階から関わることになる
急成長しているスタートアップでは、ノウハウやルールなどが「先人の頭の中にある」ケースも多いです。
そのため「聞かないとわからないこと」が出てくるのですが、いつか「それ、ドキュメントにまとめてもらえると助かるかも・・・!(圧)」といったような依頼も来る可能性が高いです。
自分の言葉で整理して記載、組織の整備段階から関わることに抵抗がある人は「え?それ私の仕事???」と戸惑うことがあるかもしれません。
経営の意思決定が早い
「これまでのアタリマエ」が明日からなくなる、なんてことは頻繁に起きます。
意思決定が早いのももちろんですが、意思決定▶具体的なアクションまでが異常に早く(早さを求められる)、新しい取り組みなどが社内で溢れかえることもあります。
未完成部分を全員で作り上げる雰囲気やカルチャーについていけないと思う場合は、間違いなくスタートアップ企業への転職は辞めたほうがいいでしょう。
応募方法(転職方法)
HPから直接応募する
直近では企業が積極的に情報公開していることが多く、HPだけでもその会社のことがしっかりと把握できます。以下は例です。
株式会社SmartHR
STORES株式会社
株式会社Schoo
どの会社も資料が分かりやすい・・・!
オススメの転職サイト(個人的見解です)
Green
・求人数:★★★☆☆
・高年収求人:★★☆☆☆
・サイトの使いやすさ:★★★★★
スタートアップの求人が中心ですが、年収帯はそこまで高いものはないイメージです。ざっくりですが、400〜600万円程度の求人が80%くらい。ただし、サイトの使いやすさは抜群です!
リクルートダイレクトスカウト
・求人数:★★★★☆
・高年収求人:★★★★☆
・サイトの使いやすさ:★☆☆☆☆
スタートアップ〜上場企業まで幅広い求人数を取り扱っています。また、年収帯も高く、ハイキャリア求人も多いです。ただし、スマホアプリがなく若干操作性はイマイチかもしれません。
ビズリーチ
・求人数:★★★★★
・高年収求人:★★★★★
・サイトの使いやすさ:★★★★★
スタートアップ〜上場企業まで多くの求人があります。なお、ダイレクトスカウト型の老舗サイトと言っても過言ではなく、そのサイトの信頼性は高く、多くのエージェントが在籍しているので、あなたに合ったエージェントと出会えるかと思います。
ただし、掲載している求人は違うことがあるので、まず登録してみましょう!
その他オススメ(IT特化 / セールス以外も含む)
レバテック
・求人数:★★★☆☆
・高年収求人:★★★★☆
・サイトの使いやすさ:★★★★★
求人数や高収入求人はそこまで多くはない印象ですが、IT特化&内定までのサポートが手厚く、初めて転職活動をする方にはオススメです!
ギークリー
・求人数:★★★★★
・高年収求人:★★★★☆
・サイトの使いやすさ:★★★★★
求人数も豊富にあり、高年収求人も多いです。また、こちらも内定までのサポートに力を入れており、面談〜選考フォローのサポートだけでなく、内定先の年収交渉まで行っています。
サポートが手厚いのは安心ですね!
いかがでしたか?
スタートアップへの転職を検討している方の参考になれば嬉しいです。
では、また!
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