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【新社会人に見てほしい転職の話②】求人情報に騙されないために見るべき3つのポイント

転職

新社会人の皆様は、当たり前ですが転職活動をするのが初めてだと思います。

これからたくさんの求人を見ると思います。この記事では求人情報に騙されないように、必ず見るべきポイントを3つ紹介します。

この記事はこんな方にオススメ
  • 初めての転職活動を成功させたい
  • 求人情報の抑えておきたいポイントを知っておきたい

簡単ではありますが、筆者の自己紹介です

  • 新卒入社した会社を8ヶ月で退職
  • 2社目では営業部隊の立ち上げをし3年で転職
  • 3社目では新規事業の立ち上げをし5年で転職
  • 現在はスタートアップにてセールス組織のマネジメント

前回の記事は以下からご覧ください。

まずはじめに

新卒の就職活動と何が違うのか?

新卒の時にたくさんの選考を受けたし大丈夫!

と、思いたいキモチは理解できます。

しかし、新卒採用と中途採用では大きく異なる点があります。もちろん、新卒の就職活動での経験は活かせると思いますが、情報を知っておくだけでも損はないでしょう。

「ここが違う!中途採用」
  • 中途採用しか行っていない会社が多い(中途採用市場にしか求人が出回らない)
  • 中途採用における会社説明会を行っていない会社がほとんど(求人やHPなどからのみ情報を仕入れることになる)
  • 応募資格がある

新卒採用を行っている会社の数

新卒専用のナビサイトに掲載している社数 = 新卒採用を実施している社数と捉えることができるでしょう(厳密には学校と連携している会社もあるので、イコールでは無いと思いますが)

2024/05/06時点の主要のナビサイトは以下のとおりでした。

サイト名掲載社数
リクナビ202514,054
マイナビ202530,322
あさがく202511,567
※各種サイトより

合計すると55,943社になります。一部重複している(複数のナビサイトに掲載している)とは思いますので、ざっくり50,000社と考えることができるかと思います。

日本国内の会社(民間企業)の数は約360万社なので、おおよそ1.3%の企業情報しか、主要ナビサイトでは入手できないということなんですね。

中途採用を行っている会社の数

一方で中途採用を行っている企業は多く、リクルートワークス研究所のデータによると「採用しない」と回答したのはわずか4.5%

※リクルートワークス研究所:https://www.works-i.com/research/works-report/item/240118_midcareer.pdf

企業はなにかしらの形で中途採用は殆どの会社が実施しているため、新卒時の就職活動の時期よりも多くの求人情報を目にすることになります

また、昨今ではナビサイトのみならず自社HPや採用HPを企業自らが作成することも多く、正直求人情報の質にバラつきがあるのも事実です。

気をつけるべきことはなにか?

転職活動時に気をつけるべきことは「入社後にのギャップ」を起こさないようにすること。

職務内容はもちろんなのですが、休日・給与・残業などの就労環境にギャップが起きてしまうとどうすることもできません。

思っていたほど休みが少ない・・・

残業もけっこう多いぞ・・・

入社前にしっかり確認しておけば・・・

と、ならないように、最低でも以下の3項目は必ずチェックすることをオススメします。

【1】休日の確認

週休2日制の落とし穴

週2日休めるってことでしょ?知ってる知ってる

このような認識の方が多い印象があるのですが、正しくは以下となります。

■週休2日制

1年を通じて、月1回以上週2日の休みがあり、他の週は毎週1日の休みがあること。毎週2日の休みがあるというわけではありません。

※出典元:エン転職

つまりは、月のどこかに1回以上2日休める週があることです。極端な話、週6日勤務が3週、週5日勤務が1週という働き方でも「週休2日制」なわけです。

「完全週休2日制」と明記されているかどうか

イメージしている毎週2日休みは「完全週休2日制」です。

■完全週休2日制

1年を通じて、毎週2日の休みがあること。毎週2日の休みが設けられています。

※出典元:エン転職

毎週2日の休みがある仕事を探しているのであれば、完全週休2日制の条件をつけた上で求人検索をしましょう。

毎週絶対2日休みたいのであれば「週休2日制」ではなく「完全週休2日制」

【2】試用期間の確認

そもそも試用期間とは?

■試用期間

試用期間とは、企業側がその人の勤務態度や能力、技能、性格などを把握して、正式に採用するかどうかを見定めるための期間です。

「面接時とは打って変わって、著しく勤務態度に問題がある」といったリスクを避けたいため、多くの企業が採用している一般的な制度です。

期間としては、3ヶ月から6ヶ月程度が多いです。

※出典元:エン転職

企業側の「最終見極め期間」的な感じでしょう。

見極め期間ですので、法的にも企業側が解雇することもできる期間となります(試用開始から14日以内であれば、企業側が即日解雇することが可能)

そのため、入社後に試用期間がどのくらいあるのか?は知っておく必要があるでしょう。

試用期間前後での待遇変化がないか

「試用期間中は・・・」という内容が求人内に含まれていないか?を確認しておきましょう。

特に雇用形態が異なる場合には、試用期間終了後に無条件で正社員になるかどうか?についても必ず確認しておくことをオススメします。

なお、無条件で正社員になれない場合は募集時の雇用形態を「正社員」と表記できないルールになっています。

試用期間がどのくらいある?
その時の雇用形態はなに?
試用期間終了後には正社員に無条件でなれる?

【3】残業時間の確認

平均残業時間はあくまでも「平均」という話

求人などに掲載されている平均残業時間はあくまでも平均なので、鵜呑みにしないことをオススメします。実態が以下の場合、あまり魅力的ではないですよね。

従業員残業時間
Aさん40時間
Bさん40時間
Cさん0時間
平均残業時間26.6時間

残業時間は口コミサイトで確認するのが良いでしょう。

実際に働いている(働いていた)社員さんの声のため、信憑性は高いです。かつ、セキララに実態を記載しているような方もいますよ。

みなし残業時間に注意

■みなし残業

一定時間分の残業代が給料の中に含まれている、という意味合いです。この「みなし残業代」は、実際の残業有無に関わらず支払われます。

例えば、月あたり40時間分の残業をしたものとみなして、20万円の月給の中に、あらかじめ40時間分の残業代(5万円)を組み込んでいます。月あたりの残業時間が40時間以内であれば別途残業代の支給はありません。ただ「超過分は追加支給」の記載通り、40時間を超えた分の残業代は別途支給されます。

▼月あたりの残業時間が「35時間」だった場合
⇒残業代の別途支給なし

▼月あたりの残業時間が「42時間」だった場合
⇒2時間分の残業代が別途支給される

実際に40時間の残業があるということではなく、40時間分の残業を強制されるものでもありません。

※出典元:エン転職

つまり、残業してもしなくても給与に入っている残業代のことを指しています。もちろん、この時間数の残業をしないとNGではないので、ご安心を!

ただし、中にはこんなことを言われるケースもあります。

みなし残業時間40時間もあるんだから〜

もっと残業してくれないと困るな〜

ハラスメントに近いですが、実際周りで言われている人は結構多い印象があります。

つまりは、選考時の段階から残業の実態を口コミサイトや面接で確認しておきましょう。

平均残業時間は「平均」にすぎない!
みなし残業時間が何時間分含まれている?

残業時間の実態は口コミサイトや面接で必ず確認!

まとめ

知らないだけで損してしまう可能性もありますので、求人を見るときのポイントはぜひ抑えてくださいね!

  • 完全週休2日制と週休2日制の違いは抑えるべし!
  • 試用期間の条件は確認すべし!
  • 残業時間は実態を確認すべし!

後悔しない転職活動を〜!

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